納涼大歌舞伎第三部@歌舞伎座

三津五郎さま、うーんあれだけですか・・・。「野田版愛陀姫」は、もっと何かがあるのかなぁ???と期待していたのですが、ちょっと拍子抜けでした。後半はほとんどオペラまんまな感じで、でも音楽はマーラー? あの音楽を全部生でというのは、ムリがあるのもわかるのですが、やっぱり録音っていうのは・・・。まぁ、幸弘さんが協力なさったと先日、三響會Blogに家元がお書きになっていらしたので、予想はしていましたが。
「紅葉狩」。勘太郎くん、よかったです。基本、お父様そっくりなのですが、時折芝翫さんの面影もよぎったりしました。前シテの二枚扇のところがちょっと気になったのと、後シテでぶっかえるところで、糸が抜けきれなかったのが残念でしたが。装置や衣裳も含め、歌舞伎らしい華やかな舞踊劇を堪能しました。鶴松くん、いいですね。あと、片市さんが亀蔵さんがなさりそうな役所をなさっていてそれが、また、楽しかったです。
が。地方さん(特に浄瑠璃)がねぇ・・・。巳之助くんの山神は、うーん。去年、勘太郎くんのすんばらしい山神を拝見してしまっただけに。