『吉原手引草』
なぁ〜るほど!そういうことだったんだ!!と、最後の最後にすべての絵解きが。うーん、ここまでネタを割らずに、読者の興味を引っ張るというのは、すばらしいことだと思う。もちろん、徐々に事件?の様子や葛城という花魁の部分部分は見えてくるのだけれど、最後の最後まで全貌は見えて来ない。そして、「あ、これはあの作品と通じる仕掛けがあったのか!」ということも。
いやはや、すっかり松井さんにヤラれた感じ。それも、気分よく「ヤラレタ!!」と言えるような。
- 作者: 松井今朝子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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