『似せ者』

口直しというわけではないけれど、松井今朝子さんの小説の続きを。江戸の芝居モノを描いた作品が4つ。歌舞伎の歴史に名を残した人たちの話なのだけれど、團十郎菊五郎羽左衛門勘三郎といった誰もが知っているビッグネームを主人公にしていない。
どれもそれぞれのよさがあるが、特に最後の「心残して」が特に好き。このタイトルは、芝居の下座唄の名前。

似せ者 (講談社文庫)

似せ者 (講談社文庫)