[読了」『朱夏』

この小説のタイトルがなぜ「朱夏」なのか、というのが最後の方で明かされる。へぇ〜!と思った。人生には「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」と4つの時期があって、「青春」はすっかり馴染みのある言葉なのだけれど、ほかに3つあるんだ・・・。「白秋」は北原白秋でこれまたなじみがあるけれど、そういう意味があったのね。モノを知らないってことがバレバレだけど・・・。
で、小説の方は、なかなか面白かったけれど、ちょっと都合がよ過ぎるかな?という気もしないでもなく、といった感じかな。荻窪署の氏家がいい味だしていた。ミステリというよりは、警察が舞台の小説という捕らえ方をするほうがいいかも。

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)