三津五郎さまの「七福神」!

今日は、マイミク様主催の長唄演奏会が、国立劇場(小)で。いやはや、なんとも豪華な顔合わせがたくさん。しかも、マイミク様のお父上(国宝)と、KK流のお家元が、初共演というごちそうもあり、その上三津五郎さまが特別出演で「七福神」を踊られた。
マイミク様のお唄も大好きなのだけれど、三津五郎さまの踊りがやっぱり一番印象に残った。黒紋付に仙台平?の袴という、究極の素踊り。流れるような動きでありつつ、ひとつひとつの型の決まりがピシっとしていてとても美しい! 芸歴35年のお祝いの会のご祝儀らしい、格調高い品のある踊りだった。
最後に、ご挨拶があり、KK流のお家元が会主さまについて「これからの長唄界を担う人」という意味のことをおっしゃっていらしたが、これは、決してご祝儀じゃなくて、ほんとうのことだと思う。っていうか、もうすでに十分になっていらっしゃると思う。
うーん、近い将来、歌舞伎座三津五郎さまとぜひ1ヶ月共演していただきたいものだが・・・。
番組のなかでは、最後の方で女性のお弟子さんが唄った「綱館」が、とてもすてきだった。声といい節回しといい、あんな風に唄えたらいいなぁ〜と思いつつ拝聴した。
あと、長唄三味線はわたしはやっぱり勝国先生が一番好きだなぁ〜というのを、改めて確認。
うーん、八千代座の「鏡獅子」拝見したくなったけれど、時間もお財布もこの思いつきを許してくれそうにない・・・。