『辰巳屋疑獄』
洋の東西、江戸も現代も、政治家や官僚と金の問題っていうのは、変わらないんだなぁ。
それにしても、疑獄を引き起こした張本人がこうも素直に、自分が誰に対して何を贈ったかをしゃべるとは、多分、誰も思ってもみなかっただろうなぁ。そして、大岡忠相が登場するとは、こちらが今度はびっくりした。
忠義とは何か、正義とは何か、それは万人向けに定義できるものじゃなくて、人それぞれなんだろうなぁということを感じた。
- 作者: 松井今朝子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/09/10
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