『雨の日はソファで散歩』

種村季弘さんの遺稿集。ご自分で死期を察していらしたようで、原稿の取捨と構成、装丁、編集者といったことをすべて、ご自身が決められたと、後書きで田村治芳さんが書いていらっしゃる。今まで、お名前はあちこちで拝見していたし、坪ちゃんの本でもたびたび種村さんの著書は取り上げられていたのだが、なぜか読まないままになっている本があれこれ。しかし、この本を偶然のタイミングで読み始めて「なんでもっと早く読まなかったんだろう！」と。
知的探求の楽しさにあふれた本だった。これを機に種村さんの著作を読んで行けそうな気がして来た。

雨の日はソファで散歩

とりあえず、次はどこかに積んだままになっている、コレを探そうっと。

江戸東京《奇想》徘徊記