文庫化されたからといって
本好きの人がたいてい抱える悩みが、置き場所の問題。すでに持っている単行本が文庫化されると、元版の単行本は古本屋さんに持って行っちゃおうかな(あるいはAMPなどで売っちゃおうかな?)と思ったりすることも多いのでは。
また、すでに単行本で持っているから、文庫本は見送ろうか、と思ったりも。
ところが、単行本を文庫化するにあたって、図版が多かったりすると、必ずしもまるまるの文庫化とはならなかったり。あるいは、文庫化にあたって、加筆訂正がなされたり、魅力的な解説執筆者という付加価値が加わったりして、つい、両方とも所持、ということが・・・。
今月の岩波現代文庫に入った『荷風の東京(上)(下)』。単行本は気になりながらも買えないままで来たので、「やったー!文庫化された!!」と喜んだのだけれど、id:kanetakuさんの「新・読前読後」09/10/21のエントリーを読ませていただくと、図版や索引に大きな異動があるということがわかった。そうなると、元版もほしくなるなぁ・・・。
まずは文庫版を入手して読むとして、元版も古書店などでお手軽なお値段のものを探すことにしようかな。
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