青葉乃会@喜多六平太記念能楽堂

我らが柴田先生の主宰する青葉乃会。今年は喜多さんで開催だった。久しぶりだったので、早く出過ぎちゃって、駅のTullysで時間調整した。
ゲストで楽琵琶の演奏があり、音色も音階も、リュートやギターの系統なんだなぁとを思った。シルクロードを介して伝わってきた楽器だからね。三味線ももともとはこういう系統だったんだろうけど、日本人の気質に合うように改良されて、今のような音色と音階になったんだろうな。
先生は、今回から金春禅竹に挑戦するとのことで、第一弾は「楊貴妃」。この曲は、去年の「囃子の会」で観世清和さんの舞囃子歌舞伎座で拝見して、作り物の四方にキラキラ光る珠のれんみたいな飾りが揺れていたのが、とても印象に残っているのだけれど、普通はあーいうことはしないんだね。
でも、先生の冠のキラキラがとても綺麗だったなぁ。そして、時折ふっと、香木の香りが漂ってきたように思ったのだけれど、あれは現実だったのか錯覚だったのか???
六郎兵衛さんのお笛が華麗な空気を醸し出していたなぁ。別の味わいという意味では、一噌仙幸先生の「楊貴妃」もいいだろうなぁ。忠雄先生、お風邪をお召しだったようで、時折、咳き込んでおられたけど、大丈夫かしら?