成城寄席＠成城ホール

成城ホールなる会場は、初めて。ホールの内装は落語会というよりは、クラシックの室内楽コンサートなどをターゲットに作られたホールっぽい、木目の落ち着いたものだった。
寄席というタイトルでは2回目とのことで、その前は談春さんの独演会が行われていたらしい。どちらかというと、独演会が聞きたかったのだけれど、他人様にお願いしてとってもらったチケットなので、文句を言えた義理ではない。
仲入りで登場した談春さん、ちょっと痩せたかな？？？　仲入り後に上がる人のことを思ってか、「素人義太夫」の途中までで下りた。旦那が語りだす前、借家の人びとが恐れをなしてやってこないし、お店の奉公人や果ては自分の女将さんまでが逃げ出したことがわかって、旦那のお怒り爆発！さあ、大変ということで長屋のみんなが集まって…というあたりまで。
うーん、久しぶりの談春さんだったので、もうちょっと聞きたかったなぁ…。というのは、こちらの勝手な願望だけれど。
クイツキは、これまたお久しぶりです！の遊雀さん。「初天神」のお団子のところを。前にくらべると、芸協っぽい感じになってたような気がした。
続いて、講談(「忠臣蔵外伝」の中山安兵衛)、小菊さんの俗曲があって、主任は市馬さん。歌わないといいつつ、「船徳」の徳さんが船をこぎながら「縁かいな」を歌う、という展開をちゃんと作ってたけど。今年は「船徳」を聞き損なったので、ここで市馬さんのが聴けてラッキーだった。
うーん、色物さんを入れるのはいいとして、談春・遊雀ご両人には、もうちょっとたっぷり落語をやっていただきたかったかな。
やっぱり、談春さんの独演会のチケットを頑張ってとろう。