亀井忠雄の会で、生・傳次郎さんに接近遭遇
亀井忠雄の会に行った。
「三番叟」と「関寺小町」、連調、一調、半能「石橋」という番組。
そういえば、2週間ほど前に、ここで「卒都婆小町」を見たんだよなぁ。
「三番叟」は色紋付の萬斎さんが、なんと髭をたくわえていらして、切戸口から登場しただけで見所がザワザワっとした。お芝居か映画か、髭のお役があるのだろうか? いやはやびっくりした。
「関寺小町」は、100分ぐらいだったか? 地謡が見事な混成部隊だったにもかかわふらず、六郎先生の地頭がすばらしくて、地頭の大切さを示された。それと、六郎兵衛さんのお笛がステキで、冒頭の笛が雰囲気をさぁーっと染めて行った。三郎太くんの子方もよかった。小町が杖をつきながら舞い、柱のところでじぃっとたたずんでいる姿が、いるだけなのに面白くて、見入ってしまった。
曲が終わって、幕へ帰って行く小町のつく杖の音が、とても心に残っている。
「石橋」はうってかわって、若手の人々が躍動感あふれる囃子と舞を舞台いっぱいに展開して、おめでたい会の締めくくりとして、楽しく見ることができた。歌舞伎と違って、キマるところが結構、個人差があったけど、あれはお能だとああいうものなのかしら?
個人的には、ロビーで間近に傳次郎さんを見られたのがうれしかったw。
馬場あき子さん、林望さん、田中社中の某お囃子方さんご夫妻などをはじめ、能楽堂でよくお見かけするセレブな皆様も大勢いらしていた。
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