来年は茅の輪を潜りに行ける暮らしをしていたい。

2011年も、ついに半分、終わってしまった。何か成果は?と問われても、ほぼ無いに等しいなぁ、という体たらく。
昔の人は、ステキな習慣をたくさん作って、実行していた。いつから流行りだしたのかわからないが、◯◯の日というのが、たくさんあるが、それとは違う、季節の行事の日には、人々の知恵や祈りが込められているんだなぁと知る。
6月30日には「夏越しの祓」という行事がある。

なごし‐の‐はらえ
【▽夏越しの×祓】〔‐はらへ〕
陰暦6月晦日に、罪やけがれを除き去るため宮中および諸社で行われる祓の行事。茅(ち)の輪をくぐったり、人形(ひとがた)を作って身体をなでて清め、それを水に流したりした。輪越しの祭り。みなづきばらえ。なごしのみそぎ。なつばらえ。《季 夏》
大辞泉」より

一年の折り返し点である六月の晦日に、残り半年に向かってリセットするための儀式。人間の性というのは、そうそう変わらないということか。
確か、お能に「水無月祓」ってあったよな?と思い、Google先生に聞いてみたら、鎌倉能舞台のサイトに、写真付きの解説が見つかった。
水無月祓
この曲に出てくる茅の輪は、小っちゃくて笹の葉に付けるのか。
そういえば、笹に付けた茅の輪について、以前、読んだ記事があった。
夏越茶会: 味方團のあちらこちら
かわいいなぁ、このお写真の茅の輪。どこかの神社で、お守りみたいに売っているのかも。
大きな、潜る方の茅の輪は、こちらに。
いよいよ明日、青葉乃会! : 能楽師・柴田稔 Blog

大辞林」先生に聞いてみたら、茅の輪は、潜るだけでなく、首に巻いたりもする、とのこと。
来年の水無月晦日には、神社に御詣りして、半年分の穢れを落とそう。