なんとも気を持たせた幕切れ

高田郁『心星ひとつ』読了。
このシリーズは、かなり楽しみにしているのだが、今回ほどその終わり方が「えっ?!」というのはなかった気がする。まるで、佐伯さんの居眠り磐音や密命シリーズみたいだ。
いろいろな困難が主人公・澪に降りかかるのは、毎度のことだし、つい周囲の人の幸せを第一に考えて行動する澪、というのも、彼女はそういうキャラクターなのだからいいとして、それにしてもここで終り?!という幕切れだ。
たぶん、次の巻ではこうなるだろう、という想像はつくのだけれど…。
それはそれとして、今回も美味しそうな料理がたくさん登場。特に干した大根を素揚げにして醤油味をつけたのは、自分でも作れそうだ(たぶん、やらないけどw)。
そして、久しぶりにりうさんが登場したのが、嬉しい。

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)