保さんからの宿題

7時起床。早朝まで雨が降ったようだが、出かける頃には青空。
一度はあきらめた「獅子虎傳阿吽堂」、一応、SePTのサイトを見てみたら、なーんと戻り切符が! 立見だけれど、贅沢は言ってられないので、さっそくポチ。やったー!!
今朝はご飯が炊けず、とりあえず冷蔵庫にあったおかずのみ持参して、主食はコンビニのおむすびという変則弁当なり。
帰りにスーパーに寄って、豚バラの塊肉をゲット。塩豚つくるぞ! でも、その前に残りわずかとなった

歌舞伎ナビ

歌舞伎ナビ

を読んでしまえ!ということで、チェーンのカフェで勉強タイム。ちょうど、今月演舞場と中村座で出る演目については、メモを作成。読了して、いくつかの演目をメモしたところで時間切れ。
『歌舞伎ナビ』は、なんとなくきっかけを掴めないまま、ずーっと積んであったのだが、読み始めたら、面白いし、眼から鱗は落ちるし、もっと早くに読むべきだった!!と後悔の一冊。装丁がポップなので、なんとなく後回しにしていたのかも? でも、内容は保さんらしい、辛口を交えつつのきっちりとした演目紹介であるとともに、明治から昭和の名優がどのようにこの歌舞伎を演じてきたのかについてを記述することで、その演目の見所をガイドしていくというもの。そこには、渡辺保という人が見て来た、その時点での歌舞伎の「正解」が提示されている。でも、保さんはまだまだずっと歌舞伎の「正解」を探して行くと述べている。そして読者に、この本で提示された「正解」を知った上で、ひとりひとりの「正解」を探すという重くて大きな宿題が出している。少なくともわたしは、「重い宿題を出されちゃったな」と思うと同時に、その宿題に取り組む楽しみをいただいたと思っている。