2012-02-16 ■ 今日も空はどんより。 外出のお供本は、今日も近松浄瑠璃私考 (ちくま文庫)作者: 富岡多恵子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る近松の浄瑠璃は、庶民が支えていたから、世話物が生まれた、というのは、確かにあるだろう。そして、心中ものに対して私が前々から疑問に思っていたことの答えの一つを、富岡さんが提示してくれている。乱暴に一言でまとめると、道行は、お祭の行列と同じ、ということ。そして、心中の場面では、主人公たちは、仏に昇華しているから、人は美しいと感じる。この辺については、読了したら、ちゃんとまとめよう。