朝は、曇り空。午後からだんだん晴れてきた。あれから1年。あっという間だった。
被災されたみなさんにとっては、まだまだ先の見えない不安な日々が続くことだろう。少しでも早く、みなさんが安心して未来に向かっていける日が来るよう、できるお手伝いをしていかなくてはいけない、と思っている。

今日は一日、演舞場におこもり。昼の部の「荒川の佐吉」と夜の部の「佐倉義民伝」は、良い意味で期待を裏切られたな。とくに「佐倉義民伝」は、正直期待してなかったのでw。昼夜で梅枝くんが大活躍。様々なタイプの女形を演じわけ、着実に力をつけているなぁ。ますます先が楽しみ。今月は、梅玉さんがニンにない役ばかりだったな。「唐相撲」は、狂言の方が面白かったな…。もっと相撲の場面で遊ぶのかと思ったけど、意外におとなしい感じ。まだまだ改良すれば面白くなるんじゃないかな…。この配役だったら「小さん金五郎」も、いっそのこと江戸に置き換えてしまえば?という。上方の匂いがしないのよね。あるいは仁左衛門さんが金五郎をなさったらいいかも?と思った。
今日のお供本は

パンドラ'S ボックス (光文社文庫)

パンドラ'S ボックス (光文社文庫)

北森さん、デビュー作から完成度が高いな。後々の作品につながるテーマや人物像も見えている。ご本人によるライナーノートも面白い。
帰りにブックファースト
花よりも花の如く 第10巻 (花とゆめCOMICS)

花よりも花の如く 第10巻 (花とゆめCOMICS)

を購入。
『魔法の瓶づめ』にさっそく目を通して、これは作っておくとよさそうというレシピがいくつか。とはいえ、旬のものを使ったレシピがほとんどなので、それまでお預けなんだけど。
帰宅して、夜の読書。
歌舞伎の星座―現代花形俳優論

歌舞伎の星座―現代花形俳優論

読了。草森紳一さんの文章も収録されていて(本文中にも草森さんのお名前が何度か出てきた)、意外な発見。
引き続き
能のちから―生と死を見つめる祈りの芸能

能のちから―生と死を見つめる祈りの芸能