謹賀新年

さぼりがちになってしまったこの日録。今年もどうなることやら?ではあるが、とりあえず、新年のご挨拶を。
年越しは実家で、というのが我が家の数少ない決まりごとで、余程のことがない限り、大晦日と元日は実家にいる。
たまたま、父が他界した年は、年末に体調を崩し、晦日に大雪が降り、母から「無理して帰ってこなくてもいい」と言われたので、自宅で年越しをして、松の内に実家へ戻ったのだった。すると、その年の秋に、父が他界した。最後の年越しを父と過ごさなかったことは、なんとなく心の隅の方に澱のようになっている。そんなわけで、今年も実家で年を越した。
おせち料理らしきもので、朝昼兼用の食事をとりながら、三津五郎さまが司会の伝統芸能番組を見る。年々、時間も短くなり、内容も今ひとつだなぁと思いつつ、今年は三津五郎さまのお顔を元日から拝見できたので、まぁ、いろいろと言いたいことはあるのだけれど、よしとしよう。
夕方は去年のフィギュアスケート全日本選手権男子の再放送を。全日本は見損なってしまい、ニュースでちらっと結果をチェックした程度だったので、大輔くんのフリーをフルで見たのは初めて。いやはや、こんな素晴らしいフリーで負けたんだから、しょうがないね…。この時の勝負の神様は、羽生くんに微笑んだということだ。テクニカルなことはよくわからないけれど、心が伝わってくる大輔くんの演技で、滑り終えた時には、思わず母と拍手をおくっていた(笑)。大輔くんの協議会の演技をまとめたBlu-rayがあったら、買うんだけどな…。
夜は、佐伯泰英さんの「酔いどれ小籐次留書」のドラマを。役者はだいたいよかったのだけれど、ナレーションで台無しになってしまった…。ミスマッチを狙ったのかもしれないけれど、完全に人選ミス。もったいないなぁ…。このシリーズは、最初の2作ぐらいは読んだのだけれど、これ以上佐伯さんの作品に手を広げると、エラいことになるぞ、と思い「古着屋総兵衛影始末」「交代寄合伊那衆異聞」などとともにパスしたのだった。
ちなみに、「居眠り磐音」シリーズは、やっと最新作を読了。今月もう1本でるので、その前に読んでおこうと実家のお供にしたのだ。本筋とは微妙にリンクしながらも、番外編的な位置づけというのは、サエキさんが後書きで書いていた。50巻で完結、ということだとすると、残り8冊で決着がつくということか…。

御鑓拝借〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)

御鑓拝借〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)

散華ノ刻-居眠り磐音江戸双紙(41) (双葉文庫)

散華ノ刻-居眠り磐音江戸双紙(41) (双葉文庫)