研の会@国立劇場小劇場

尾上右近さんの自主公演「研の会」へ。「吉野山」の忠信(静は猿之助さん)と「鏡獅子」の二番を踊る。女形志望なのかな?と思っていたが、彼も又、兼ねる役者をめざしているのか。六代目の曾孫さんだものね。プログラムには、大劇場に飾られている六代目の鏡獅子の彫像の前で、同じ形をした写真も掲載されていた。
カーテンコールで、音羽屋のお弟子さんや地方さん全員も呼び込まれた時、菊十郎さんがこの会のTシャツを着て登場したのが、微笑ましい。浴衣姿の猿之助さんが、お父様そっくりの雰囲気で出て来たので、ちょっとびっくりw。なんか落ち着きすぎじゃない???
ご本人は、獅子を踊った直後ということもあってか、最初にお礼の言葉を述べたあとは、猿之助さんに挨拶してもらっていた。猿之助さんが「僕が勉強会を立ち上げたときは、こんなにお客様が入らなかった。彼は幸せだ」と云って笑いを誘う。
最後に、「猿之助のお兄さんが第1回の勉強会の時に、客席をバックに撮った写真に憧れていたので、ぜひ、ご協力をお願いします」ということで、お客も全員立ち上がって記念撮影。さっそく、右近さんのブログに写真がアップされた。