2002-03-24から1日間の記事一覧

平成の”旋毛曲がり”が描く明治の”旋毛曲がり”たち

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02004186&volno=0000>『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』</A>(マガジンハウス)をいよいよ読了。もったいないので、少しずつ読んでいた。最近、坪内師匠自身が”平成の旋毛曲がり”なのではないだろうか?と、思っている。そうじゃなければ、この七人が同じ年の生まれだということを…

バブル時代の「東京」(2)

この連載の2回目で、山口さんは浅草ロック座で倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれている(このとき医師は、脳内出血、脳梗塞を疑ったらしいが、後の検査で古い脳血栓の後が発見されたという)。苦しいはずなのだが、担架に乗せられて搬送される途中で、山口さ…

バブル時代の「東京」(1)

山口瞳『新東京百景』(新潮文庫)は、山口瞳さんの作家としての視点と、画家としての視点の2つが交錯している。そもそもこの作品を書こうとしたのは、自宅のある国立から都心に向かって車で移動しているときに、いつも目にする新宿西口の超高層ビル群だっ…

バブル時代の「東京」(1)

山口瞳『新東京百景』(新潮文庫)は、山口瞳さんの作家としての視点と、画家としての視点の2つが交錯している。そもそもこの作品を書こうとしたのは、自宅のある国立から都心に向かって車で移動しているときに、いつも目にする新宿西口の超高層ビル群だっ…

バブル時代の「東京」(2)

この連載の2回目で、山口さんは浅草ロック座で倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれている(このとき医師は、脳内出血、脳梗塞を疑ったらしいが、後の検査で古い脳血栓の後が発見されたという)。苦しいはずなのだが、担架に乗せられて搬送される途中で、山口さ…

平成の”旋毛曲がり”が描く明治の”旋毛曲がり”たち

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02004186&volno=0000>『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』</A>(マガジンハウス)をいよいよ読了。もったいないので、少しずつ読んでいた。最近、坪内師匠自身が”平成の旋毛曲がり”なのではないだろうか?と、思っている。そうじゃなければ、この七人が同じ年の生まれだということを…