2003-06-02から1日間の記事一覧

夕食

冷たいうどん(上に焙った油揚げと大葉とキュウリと茄子の塩揉みと明太子を載せた)

お坊吉三の「なるほど世間はむずかしい」は、作者の実感の中に、自信もまじっているが、印象的なセリフだ。折口信夫口訳の「源氏物語」の桐壺の巻に「なるほど世間はむずかしい」(原文・いとかたるべき世にこそあめれ)があるのが、おもしろい。 戸板康二『…

二人の新造が立ち去る時、「お客様の栄耀(ぜいたくな注文)もいわず」「赤はらたれて気に入られ」~\日柄たのもと口々に、とある。この部分を久保田万太郎が「波しぶき」に、うまく使っていた。 戸板康二『すばらしいセリフ』(ちくま文庫)「間夫にあうの…

久保田万太郎の「大寺学校」の最後の場面で、酒に酔った代用学校の校長の大寺三平が、光長という教員を前に、この「新口村」を語る。昭和二十一年に初代吉右衛門が演じた時、セリフはよくはいってなかったが、この「京の六条」のひとくさりが絶品であった。 …

戸板康二『すばらしいセリフ』より

「鈴ケ森」では、権八が、それから先江戸でどんな人間になるかを予測させるように、なまいきな若衆の姿をチラッと垣間見せる。 ことに、長兵衛に見事な太刀さばきを激賞されたあとで、「雉もなかずば打たれまいに益なき殺生いたしてござる」というのが、いさ…

昼食

おにぎり(梅・明太子)、小松菜の胡麻和え、きゅうりとなすの即席漬け(久しぶりに野菜三昧?)

朝から好天

昨日までのぐずついた天気が嘘のよう。今朝も思わず洗濯してしまいました。

『六代目菊五郎』

テレビで六代目の映像を見たり、エピソードを聞いたりしたせいか、戸板康二先生のこの本が読みたくなり、本棚から引っ張り出す。木村伊兵衛の本で、六代目の写真を撮った時のエピソードを読んだせいもあるかも・・・。 冒頭、六代目が亡くなった日のことを、…

「うまい役者ではなく、いい役者になれ」

六代目の特集の、締めくくりで、九朗右衛門さんが父の口癖として紹介した言葉。それにしても、またもや録画失敗。どうやらビデオデッキの時間設定が狂っている模様。「鏡獅子」は録れたけれど、頭の方の「紅葉狩」は録り損なった。