『近代美人伝』

あともう少しなのだけれど、地下鉄が最寄駅に着いてしまった。改札を出て、地上への階段を上がる間も読み継いでみたけれど、さすがに11時半に外で歩きながら本が読めるほどの明るさはなく、断念。これから、寝るまでの間に読了する予定。
上巻でも、やはり印象に強く残ったのは、大橋須磨子や一世お鯉、そして娘義太夫の二人といった、歌舞伎や邦楽にどこかでかかわっている人たち。これは、偏にわたしの興味の向かう先が、そっち方面だということで・・・。明治は邦楽界の女性名手たちが、一斉に脚光を浴びた時代なのではないか?という気がする。

花森安治の展覧会!

退屈男さんのBlog経由*1で「ナンダロウアヤシゲな日々」の11月27日*2にたどりつくと(アンテナには登録してあるし、日々チェックしているのだけれど、2泊3日で留守にすると、更新を追いかけきれないのです・・・と言い訳)、本題はおいといて(オイオイ)、世田谷美術館世田谷文学館で「花森安治暮しの手帖展」が来年2月に開催という情報を発見。花森安治とは、なかなかいい出会いがなくて、関連書籍なんかも積んであるはずなのだが、取り出して読むという機が熟さないままなのだった。これをきっかけに、花森安治と仲良くなりたいものだ。<追記>
コメント欄でwkudohさんにご指摘いただいた通り、世田谷美術館ではなくて、世田谷文学館で開催でした。訂正いたします。

こういう日に限って・・・

昼ごはんはなんとか、外に食べに出ることができたので、ついでに灯台下暗し書店に立ち寄ると、文庫の平台に『志ん生一代〈上〉 (人物文庫)』『志ん生一代〈下〉 (人物文庫)』を発見。学陽書房の人物文庫がここに並んでいるとは思っていなかったので、ラッキー!という気分だ。それと、新書の平台から『江戸を歩く <ヴィジュアル版> (集英社新書)』『回想 回転扉の三島由紀夫 (文春新書)』を。
『回転扉の三島由紀夫』には、二人をめぐり合わせたほだしが歌舞伎であった、という記述があったから、迷わず購入することに。三島と歌舞伎、というのは興味だけはとてもあるのだけれど、なかなかそこまでたどり着けない案件の一つ。きっかけを探しているところなので、この手の記述を見かけると、つい買っては積んでおくという悪循環だな・・・。