『近代美人伝』

あともう少しなのだけれど、地下鉄が最寄駅に着いてしまった。改札を出て、地上への階段を上がる間も読み継いでみたけれど、さすがに11時半に外で歩きながら本が読めるほどの明るさはなく、断念。これから、寝るまでの間に読了する予定。
上巻でも、やはり印象に強く残ったのは、大橋須磨子や一世お鯉、そして娘義太夫の二人といった、歌舞伎や邦楽にどこかでかかわっている人たち。これは、偏にわたしの興味の向かう先が、そっち方面だということで・・・。明治は邦楽界の女性名手たちが、一斉に脚光を浴びた時代なのではないか?という気がする。