逍遥博士〜♪

先日、芸大奏楽堂に見に行った「新曲浦島」の折りの、逍遥博士のお写真が、三津五郎様のHPにUPされました*1。妙におじいちゃん姿がハマっている・・・（笑）

*1:http://www.kabuki.ne.jp/mitsugoro/room.html

『非道、行ずべからず』2007_049

ちょっと時間がかかりましたが、なかなか、面白かったです。
松井さんの作品は『仲蔵狂乱』を読んだぐらいでしょうか。『奴の小万と呼ばれた女』は、読みかけのままになっています・・・。その時のわたしには、もうひとつ、しっくり来なかったのだと思われますが。
江戸時代の芝居町の暮しや、役者の日常といったバックボーンが生き生きと描かれています。舞台を中村座という実在した芝居小屋に設定したことが、成功の一因でしょうか。物語は架空の役者の襲名をめぐるごたごた、殺人。最初、無関係に見えた殺人が、実は襲名に関係ありというのがわかっても、今度は、じゃあ犯人は誰？というのが、なかなか見えてきません。
松井さんは、この作品で直木賞にノミネートされたそうですが、歌舞伎に興味がない人には、ちょっとしんどかったかもしれませんね。
今年、『吉原手引草』で直木賞を受賞されたことで、旧刊が書店に並んでいるのは、嬉しいことです。他にも読みたいと思っていた作品が、いくつかありましたので。追々、読んで行こうと思います。

非道、行ずべからず (集英社文庫)

仲蔵狂乱 (講談社文庫)

奴の小万と呼ばれた女 (講談社文庫)

吉原手引草

東洲しゃらくさし (PHP文庫)

一の富―並木拍子郎種取帳 (時代小説文庫)

似せ者 (講談社文庫)

銀座開化事件帖

『ちんぷんかん』2007_050

「しゃばけシリーズ」は、いつも一気に読み終えてしまいます。またしばらく新刊は出ないんだよなぁ・・・と思うと、寂しいのですが、ついつい、面白くて楽しくて、読んでしまうのです。
今回は、若旦那が三途の川まで行ってしまったり、神様のお庭に行くことを兄や達から提案されたり、今まで以上に生と死について、考えています。まだまだ、若旦那にはこの世にとどまって、楽しいお話を続けて欲しいと思うのですが・・・。

ちんぷんかん しゃばけシリーズ6

『女子と鉄道』

なんだかんだと言いながら、最近の酒井順子さんの著作は、ついつい買って読んでいる気が・・・。
ちなみに、わたしには鉄分はほとんどないと思います（笑）。

女子と鉄道