灯台下暗し

先週の寒さがウソのように暖かな一日。こんなに暖かいと、大地震の前触れか?などと、不安になる。
このところ寒さに負けて、近場の買い物以外は、地下鉄に頼っていたのだけれど、運動不足解消のためもあって、久しぶりに自転車で出かける。

仕事を早く切り上げるつもりが、連絡待ちが1件のこってしまって、結局帰途についたのは、8時半近かった。
いつもの本屋に寄るも、今日どうしても買おうと思える本が見つからず、ついでだからとチェーン店にもよって見ることに。
探し物は、ローレンス・ブロックの「泥棒バーニィ」シリーズの1冊目なのだが、やはり無い。土曜日にリブロでも探したのだが見つからず、ここにも無い。せっかくだからと、文庫の棚を中心にウロウロすると、Kさんが探しているといっていた田宮俊作さんの『田宮模型の仕事』(文春文庫)が棚に挿してあるのを発見。ここはKさんのテリトリーのはずなのに、と思いながら、ダブったらわたしが読もうということで、購入。他に、往来堂のメルマガで触れられていた『鬼平を歩く』(知恵の森文庫)と、渡辺保さんの『能のドラマツルギー 友枝喜久夫仕舞百番日記』(角川文庫)と久住昌之谷口ジローさんの『孤独のグルメ』(扶桑社文庫)も。

角川文庫というのは、時々こういうらしくないというか、シブすぎるものをラインナップに加えてくるので、うっかりできない。
山田風太郎さんの『魔界転生』が新装版で出ているのはなぜだろう?と思っていたら、窪塚洋介佐藤浩市で映画化されるためらしい。
俳優もそうだが、山田さんの作品の場合、誰がメガホンをとるのかというのが、結構重要なのだが、窪塚人気のためか、監督についてはまったく触れられていない。

孤独のグルメ』は、リブロで行われた「sumus」フェアーの時に買おうと思いながら、結局池袋に行けず、買い損なった1冊。
『「坊ちゃん」の時代』ですっかり谷口さんの絵が好きになったので、見つけた時が買い時とばかり、購入。わたしも、独りでご飯を食べることが多いので、そんな時の参考になるかもしれないし、という言い訳しつつ。

それにしても、『田宮模型の仕事』は、まさに「灯台下暗し」でしたね、Kさん。