久々のBOOK OFFで満足したはずが・・・(1)

天気予報は見事に外れて、夜まで小雨が止まない。今日は、5月の歌舞伎座「團菊祭」の切符売り出し初日。
どうなることかと、心配していたが、いつものごとく歌舞伎の友・Kさんが抜かりなく、昼夜ともにゲットしてくださった。多謝。

予定よりは遅くなったものの、比較的早めに仕事が切りあがったので、久々に原宿のBOOK OFFに立ち寄る。
このところここにご無沙汰していたのには、深いわけがあるわけではなく、仕事が忙しくて閉店時間に間に合わなかったのと、
休日の原宿の人ごみを掻き分ける気力に欠けていた、といったところ。

ここでの巡回は手順が決まっていて、持ち時間に合わせて適当にアレンジはするが、大きく外れることはない。
今日は閉店までに30分強しかないので、出版社別の100円均一文庫からスタート。最初に見るのがちくま文庫なのだが、
久々に来てみると、在庫が極端に減っていて、案の定、欲しい本が1冊もない。幸先悪しと不安になるが(ちくま・中公の棚で欲しい本が見つからないと、その日はろくな買い物ができないというジンクスがある)
中公文庫の棚に、お宝は眠っていた。
最近のものに比べてちょっと色味の薄い肌色が結構あるなと思ったら、武井武雄さんの<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122002648/qid=1051778295/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/250-6280686-2859416>『本とその周辺』</a>やら、石川淳の『夷斎筆談』の上下巻がある。
さらに、角川の棚では、前から探していた<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041159105/qid=1051778470/sr=1-3/ref=sr_1_0_3/250-6280686-2859416>『第三版 歳時記 新年の部』</a>が、そして講談社の棚には、吉行淳之介さんの<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061317164/qid%3D1051778525/250-6280686-2859416>『街角の煙草屋までの旅』</a>があるではないか!!
これだけでも、十分満足がいくものなのだが、他にもいくつか拾い物があって、帰り道は冷たい雨もなんのその、うきうきとした気分になった。