阿波踊り二日目

台風の余波で、朝から空はグズつきがち。何はともあれ高円寺へ。着いたら11時過ぎだというのに、場所取りをしている人が、ポツポツと。すごいなぁと思いつつ、控え室へ行くと「70%やるそうだけど、午後4時のPAL商店街を流すのは無しで、いずれにしても6時からの本番のみです」とのこと。
まずは、三味線の皮と棹を水から守る為の対策を施すことに。夕方まで時間があるので、着替えは後回しにして、食事をしたり、テレビを見たり、みんな思い思いに過ごす。

今日は、桃園演舞調というところからのスタート。やっている最中から、雨脚が強くなったので、三味線隊は、控え室に戻ることに。メイン会場である中央演舞場に飛鳥連が戻って来るまで、待機。控え室がちょうど、中央演舞場沿いのビルの3Fだったので、みんなで阿波踊り見物。
連によって、衣装も違うし、演奏のノリも違うし、踊りも違う。本場・徳島の連は、やっぱり踊りが綺麗だ。

そろそろ出ようかと言っているところへ、連の鳴り物のお姉さんが「さっきまでポツポツだったけど、雨脚が、線として見えるようになってしまったので、無理はしなくていいですよ」と連絡に現れる。しかーし。せっかく衣装も着たし、三味線も防水したので、とにかく行ってみようということで、飛鳥連の皆さんがいるところに向かう。ちょうど、マンションの入り口が引っ込んでいるところがあったので、ギリギリまでそこで待機していると、雨が一旦止んだので、スタート位置に並んだら、雨が降り出し、踊りが始まったらどんどん強くなってきてしまった。

参加を決めるまでは「いやぁ、わたしは見る阿呆でいいですよ」などと言っていたけれど、踊る阿呆ならぬ弾く阿呆となってみると、これは見る阿呆じゃ物足りなくなってしまい、終了後、控え室に現れた御頭から「来年もやるでしょ?」と聞かれて「は〜い」とお答えしていた(笑)。
着替えと片付けを済ませて、ちんとんしゃんで打ち上げ。とはいえ、一般のお客様もいらしたので、割と普通に飲んで締めた、という感じだったけど。
そんな最中に、三味線隊専属カメラマン?が登場。さっそく昨日の撮影の成果を見せてもらう。わたしとAちゃんはなんだか魂が抜けたような表情ばかりで、爆笑。やっぱり余裕がなかったんだなということがよーくわかりました。はい。来年は、頑張りますよ。

荷物もあるし、疲れたので「今日はもうタクシーで帰る」と宣言していたので、みんなと別れた後、あいさんと共通の知人の奥様がやっているレストラン?に行ってみる。奥様の噂はいろいろと聞いていたけれど、おしゃれで素敵な方だった。ここでもまた、阿波踊り談義が始まって、高円寺の人は、阿波踊りが好きなんだなぁということを思った。
駅前まであいさんと戻って、タクシーに乗って帰宅。長い一日は、こうして終了したのだった。