激動(笑)の一年

思い起こせば、一昨年の9月に、池袋で師匠の高座を初めて体験して、気になりつつもそのまま年を越し、1月に師匠にこのあばら屋を発見され、お店にもお邪魔するようになり、お弟子さんたちとも仲良くしていただくようになり、高円寺の阿波踊りに参加(結構、無謀だったよな・・・)、ついには、三味線を教えていただくことになったのだから、ある意味、激動の一年だった。
まさか、また自分が三味線を弾くとは思ってもみなかったものなぁ・・・。しかも、以前はほとんど知らなかった端唄や小唄だもの。今や、三味線が我が家に2挺もいらっしゃるというこの事態、誰も想像もしなかったに違いない。
さらに、すごく難しいと思っていた弾き唄いが、曲がりなりにもできるようになるとは。イヤ、普通はすごく難しいとされているのですよ、弾き唄いって。長唄のお稽古をしていた頃は、すごーく上の姉弟子たちができるもの、って感じで、唄は唄、三味線は三味線と別々のお稽古で、同じ曲の唄も三味線も上げていただいても、両方一緒にというお稽古はしなかったものです。
そういえば、先日、実家から長唄のお稽古に通っていた時のお稽古曲リスト(一門で、一通りお稽古する曲がリストアップされている表)が出て来て、見たら結構いろんな曲を上げていただいていたのに、我ながらびっくりした。だって「正治郎連獅子」や「新浦島」にも◯がついていたんだもの。そんなの今弾けといわれても、すっかり忘れてますよ。さらに「チンチリレン」や「晒し」の合方にも◯がついてるってことは、一度はお稽古して上げていただいたってことだよなぁ・・・。もうはやすっかりどこかに飛んで行っちゃったなぁ(爆)。