仕方噺と芝居噺

昨日の雲助さんの「髪結新三」の最後のところを“仕方噺”と書きましたが、ららさんからコメントをいただき、ちょっと不安になったので、調べてみました(汗)。

しかた-ばなし 4 【仕方話/仕方▼噺】
身振り・手振りをまじえた話。特に落語で、身振りの加わるもの。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
goo辞書*1

しばい-ばなし ?ゐ? 4 【芝居▼噺】
落語・人情咄の形体の一。江戸は初代三遊亭円生、大坂は初代桂文治の創始。
(1)落語の中に芝居がかりで演じたり、芝居の真似を演じたりする箇所のある落語芝居噺。
(2)人情咄の調子で進み、大詰めになって鳴り物や声色で芝居がかりとなり、引き抜きで衣裳を替え、立ち回りなどもあり、背景を用いる、東京の正本芝居咄。
(3)既にある歌舞伎の一幕を、一人でさながらに演ずるものの、衣裳は通常のままであり、背景なども用いないが、オチのある上方の芝居正本落語。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
goo辞書*2

ということで、全体を通して「芝居噺」というべきでした。「芝居噺」の(1)ですね。
ただまぁ、わたしの中で「芝居噺」というと、(2)のイメージがあって、どうも先代正蔵師のテレビで見たもの(衣装を替えたり、紙の雪も舞っていたりした記憶が・・・)を思い浮かべるので、最後の件を「仕方噺」と書いたのですが・・・。まったくの間違いではないとは思いますが・・・。

八代目林家正蔵正本芝居噺考

八代目林家正蔵正本芝居噺考

そういえば、こんな本がありましたね。未所持ですが・・・。