今日は映画の日だった・・・

外仕事が終わったのが、6時20分。今からなら間に合う!と、シネスイッチ銀座に。「残菊物語」を無事見ることができた。着いた時には、すでに入場待ちの長い列ができていて、ちょっと焦ったのだけれど、実は、そんなにまだ長くはないことが、チケット売り場から振り返って判明。あー、よかった・・・。で、1600円出そうと用意していたら「1,000円です」と、窓口のお姉さん。「あれ?」と思ってふと横を見ると、「毎月1日は映画の日」の看板。そうか、ラッキー!そんなの、すっかり忘れていたよ・・・。
待つこと5分くらいで、開場して、席もまぁまぁの場所を確保。今回の「残菊物語」は、英語字幕版だったので、クレジットが見難いという難点は若干あったが、なにはともあれ、動く花柳章太郎がスクリーンで見られたのだから、文句はございません。
幕開きは、「四谷怪談」の隠亡堀の場で、戸板返しからだんまりとなって、幕が閉まるところまで。昨日『舞台の衣裳』の中に掲載されているのを見た花柳の素顔を若くすると、菊之助とダブってくる。女形が若いスターを演じると、なんかみずみずしい色気があるなぁ。
東京復帰のきっかけとなる「関の扉」の墨染、東京での「連獅子」と、本格的な踊りの場面をたっぷり見ることができたのも、嬉しかった。ちなみに、あの頃の常磐津って、撥の使い方が今と違うんだ、というのにも、ついつい目が行ってしまった(笑)。
ちなみに、以前にビデオで見た「残菊物語」は、長谷川一夫主演版であったことに、気付く。Amazonに花柳版の「残菊物語」のビデオかDVDがないものかと検索してみたが、全部品切れであった・・・。残念。