炭水化物抜きダイエット流行中

うちの職場の40代男性の間で、ただいま炭水化物抜きダイエットが流行中。そもそもは、健康診断で糖尿病と診断された30代後半男子Tが、始めた。Tさんは、お酒は飲まないが、食べるのは大好き。それも、脂っこいものが。で、職場で指定された病院に行くと、いわゆる食事療法を実行しなければならなくなるため、自力でそれ以外の方法で、血糖値を下げる方法はないか?と探した結果、京都の病院に自費で行って、炭水化物抜きにたどりついたのだった。それが、今年の春のこと。とにかく食事に行っても、ごはんやパン、パスタは一切食べない。そのかわり、おかずは「エエ、そんなにそんなもの食べて大丈夫なの?」というぐらい食べる。3ヶ月ほどで血糖値が正常の範囲に戻ったのだけれど、多少ごはんやナンなどは食べるけれど、相変わらず炭水化物をほとんど摂取しない食事を続けている。その結果、それまで着ていた洋服がすべて、大き過ぎるという体型になり、筋トレの成果もあり、すっかりすっきりした体型になり、現在もほぼその状態を維持している。
端的な例をあげると。いつぞや、いつも行くトンカツ屋さんが満員で入れず、その近くの別のトンカツ屋さんに行って、ロースカツ定食(みそ汁はのむので)と、単品の生姜焼きをオーダー。いつものトンカツ屋さんだと、好きな組み合わせで盛り合わせ定食を作ってくれるのだが、その時行った店は、単品で頼むしかなく、わたしが食べきれなかった生姜焼き定食と同じぐらいの量の肉を、綺麗に平らげていた。また、カレーバイキングの店に行くと、タンドリーチキンと、チキンカレーのチキンを山のように食べる。それでも、太らないし、血糖値も食事直後は上がるものの、しばらく経つと(その辺の時間経過は、わたしが興味がないので、聞いたけれど忘れた)正常値に戻るのだそうだ。
そんな様子を目の当りにしていた、O部長(ダイエットが必要なようには見えないが、本人曰く、ちょっと油断すると、すぐにパンツのウエストがきつくなるのだそうだ)が、淡水化物抜きダイエットに挑戦、すんなり2週間あまりで3kgほど体重が落ちたという報告があった。そこで、先日の健康診断で、コレステロール値がとんでもない数字であることが発覚して、診療所にすぐ来い!と呼び出されたS部長が、炭水化物抜きダイエットを始めることになった。S部長は、もともと医師から「痩せないと、大変なことになるよ」と脅かされていて、以前からあれこれダイエットを試みていたのだけれど、すべて失敗に終わっている・・・。で、それはひとえにお酒を飲むせいだと本人も、周囲も思っていたのだが、お酒を飲むO部長が、炭水化物を摂取しないようにしただけで、3kg減量できたと聞いて、挑戦することにしたというわけだ。
そこへ、本人も「まったくダイエットの必要性を感じていないし、米の飯を食えないなんて、とんでもない!」と言っている談志部長が参戦。その理由が「Tが言っていることが、納得いかないから、俺は1週間だけ、やってみる」と。TさんとO部長が「1週間でも効果は現れます」と断言したことが原因らしい。
そんなこんなで、最近のランチは、ラーメン・丼もの・お寿司は、端からパス、という異常な状況に陥っている。ああ、談志部長の1週間限定という期間が、さっさと過ぎてくれることを祈るのみだ・・・(笑)。