『寄席はるあき』

中野さんの本を読み終えてしまいそうだったので、もう1冊、何にしようか?と一瞬迷ったのだけれど、”人形町末広”問題を明らかにするべく(って、大袈裟だよ)、安藤鶴夫寄席はるあき (河出文庫)』(河出文庫)を選ぶ。まだ半分くらいのところまでしか読んでいないのだけれど、今のところアンツルさんの文章では、すべて人形町の末広は”末広”と表記されいている。あの写真のキャプションは、一体なんなんだ?
寄席のおはやしについての言及が結構いろいろあって、なんかだんだん我が身が縮こまってくる感じ。もっといろんな邦楽を勉強せな、あきまへんな。
<追記>2006.01.24
東京美術から刊行された『寄席はるあき』を資料室で発見したので、チェックしてみたが、元版では外景写真のキャプションは「人形町末廣(1〜9)」となっていた。ってことは、河出文庫の編集部あたりが「人形町末廣亭」としたってことか?