『隅田川浮世桜』

持ち歩き本を読み終えちゃったので、職場を出る前に、何を読もうか物色していて、発掘した小説。
明治の歌舞伎役者・羽村市之助が主人公で、実在の人物を想像させる登場人物や、実在の役者の名前も出て来る。特に、新内の名人で一時は寄席で大人気を博したという、柳家歌朝っていうのは、紫朝がモデルなのでは?と思われる。新橋と柳橋の芸妓も出て来て、市之助が大名跡である菊之丞を継げるのか?というのが、今のところのストーリーの山場かな? でも、結構分厚い1冊なので、他にもいろいろと事件が起きそうだ。

隅田川浮世桜 (講談社文庫)

隅田川浮世桜 (講談社文庫)