『昭和のまぼろし』

小林信彦さんの『昭和のまぼろし』読了。戦後60年、知らない昭和がたくさんあって、それを知らない人が増えて行くことで、これから起こるかもしれない、よくないことを小林さんは懸念している。というか、恐れているっていう方が、正しいかもしれない。
お笑いという言葉が、芸人さんが自嘲的に使うべき言葉であって、他人がつかうと、ある種、見下した意味になるなんていうことも、今や、多くの人が知らないことだろう。
言葉というのは、時代とともに変わっていくものではあるのだけれど、根本にかかわるところは、知っていなければいけないなぁと思った。

昭和のまぼろし―本音を申せば

昭和のまぼろし―本音を申せば