立川談志一門会@保谷こもれびホール

いやはや、保谷ってところは(西東京市)、なーんか不思議なところでありました。行きは、田無に出て、バスに乗るつもりが、バス停がよくわからないし、バス自体があまり停まっていないので、時間がないこともあって、タクシーに。道が狭いのと、夕方だったためか、ラッシュに見事にハマってしまい、ホールに着いたのが、6時26分。ギリギリセーフだ。でも、開演が若干遅れているようで、客席の入り口にたどり着いたときに、やっと二番が鳴っていたけれど。

仲入り

  • 談志「ずっこけ」

実は、談春師が保谷駅についたのは、6時半だったらしい(本人談)。そして、タクシーに乗ろうとしたら、かなり長い列になっていたそうな。そこでバスに乗ったのだそうで・・・。帰りに保谷駅まで歩いてみてわかったのだけれど、西東京市というところは、たいていの場所が、道幅が狭いみたいだ・・・。談春師は、そのバスの中から見ていて感じたことを、面白おかしくしゃべって、時間調整。そして、ネタに。
真夏の真っ昼間に兜町をテクテク歩くといえば「鰻の幇間」。談春師のこのネタは好きなので、なんとなくラッキーな感じだ。いや、ここに至るまでが、ちょっと盛り上がりが足らなかったもので・・・。お旦だと思っていたオヤジにまんまと騙されたとわかって、自分が勘定をしなくちゃならないんだったら「言わなきゃ気が済まないことがある」っていうところからが、このネタの山場。前半の仕込みもバッチリで、いやぁ、笑った笑った。
談志師匠は、なんか足がつっちゃったみたいで、お辞儀をしたあと、しばしご自分の足をいじっていた。そのせいなのか、なんなのか、ちょっといつもとはネタに入るまでの感じが、違った気が・・・。演舞場の親子会のことにも、チラっと触れていらっしゃった。もちろん、ジョークはいろいろしゃべったのだけれど(「酒の噺をします」と途中で言って、ジョークもお酒がらみのものを)、気がついたらいつの間にかネタに入っていて、でも、聞いたことなさそうなストーリーなので「なんだろう?」と。でも、談志師匠もなんか快調な感じでしゃべっていらっしゃるので、とりあえず面白く聞いていた。後半もかなり進んでからやっと「もしかして、これって、ずっこけ?」と。落げまで行ってから、他のやり方などの解説と締めのジョーク。最後に「久しぶりでやったんだけど、結構ちゃんと覚えてるもんだねぇ」なんておっしゃっていた。
帰りは、池袋に出るつもりが、練馬で「そうか、大江戸線っていう手があった!」と思い出し、乗り換え。大江戸線は、空いてるし、意外に早いので、気がついてよかった。