第1回悠々ゆうじゃく@内幸町ホール

  • 桂夏丸「課長の犬」
  • 三遊亭遊雀「七段目」
  • 三遊亭小遊三「金はまわる」?(「持参金」と同じだけど、三遊亭は演題が違うと、神様に教えていただく)

仲入り

  • 三遊亭遊雀「紺屋高尾」

前座さんが新作なので、びっくり。協会だと、寄席はもちろん、こういう会でも見たことないもんなぁ。
初・遊雀師匠は、「七段目」。おなじみの出囃子に乗って、登場。ウーン、お肌の艶もよさそうだし、外見はお変わりないなぁ。くすぐりがますますパワーアップしているように思った。先日、絶品の「七段目」を歌舞伎座で堪能していたので、そのギャップがますます笑いを誘う。定吉の出が、遊雀師匠にしては、ちょっと・・・と思っていたのだけれど、途中からはいつもの定吉に戻って、一安心。たくさん笑わせていただいて、あー大丈夫だ!と。
続いて小遊三師匠が登場。この方なくして、今の遊雀師匠はないわけで、遊雀師匠ファンとしては、足を向けて寝られないお方。おなじみの長〜いマクラに、「え、今日はこのまま漫談で終わり?!」と思ったが、そこから「持参金」?
あとで、チケットの神様が「小遊三師匠は、『持参金』って言わないんだよ」と教えてくださった。オイチョカブの話がめちゃくちゃおかしい! あれを聴いただけでも、かなり満足だけれど、やはりちゃんと落語をやって笑いをとるところは、小遊三師匠だなぁと。
仲入り後は、やはりネタ出しの「紺屋高尾」。ずいぶん前に何度か聞いたことがあって、その時は、談春師の「紺屋高尾」に近かったという記憶があったのだけれど、今回は、ずいぶん、オリジナルの展開になっていて、遊雀師匠ならではの「紺屋高尾」だったのではないだろうかと。
前から遊雀師匠の落語に時々登場する“女将さん”が好きだったんだけど、紺屋六兵衛さんの女将さんが、今日もまたいい味を出していた。声といい、目つきといい、あれは遊雀師匠オリジナルでしょうね。
打ち出して、神様ご一行様、たすけさんと合流。外に出たら、そこに遊雀師匠がいらしたので、ご挨拶。