團菊祭大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

  • 「泥棒と若殿」
  • 勧進帳
  • 「與話情浮名横櫛」木更津海岸、源冶店
  • 「女伊達」

勧進帳」。ダンダンが出て来ただけで、ちょっとウルっと・・・。海老蔵襲名の「勧進帳」は、ダンダンが倒れた後に見に行ったので、三津五郎様の弁慶だったので。「よくぞ、帰って来てくださいました!」っていう気分。
菊五郎さんの富樫・梅玉さんの義経もステキだったし、やっぱり生で見るのがいい! 花道が見える席がとれていたら、言うことなし!だったんだけど。幕外に一人残ったダンダンの姿を見ていて、涙が・・・。今、歌舞伎十八番の荒事がこんなに似合う役者さんは、やっぱりダンダンを措いて他にいないなぁ。
「泥棒と若殿」。松緑くんは、三津五郎さまに随分しごかれたのでは? セリフの悪いクセがとれているし、役の性根がしっかり伝わって来た。三津五郎様の若殿、ステキだったなぁ。

松緑くんの「五郎」と、三津五郎様の「三ツ面子守」、千秋楽を待ちきれずに、幕見。「五郎」は、太鼓のお稽古でやった曲ということもあり、ついついお囃子さんの方に目が・・・。
「三ツ面子守」は、ほんとうに素晴らしかった。ご本人はHPで「年齢的に、子守りは厳しいかも」とおっしゃっていらしたけれど、充分可愛い! お面をつけての3役の踊り分けが、本当に見事で、食い入るように見てしまった。
千秋楽に夜の部を通して見る予定なのだけれど、「三ツ面子守」を見るために、また幕見に来よう!と思った。