『囃子とともに』

奥村書店さんで発見した、先代の伝左衛門さんのご本を、家で読み始めました。
「下座音楽のこと」という章で、下座音楽の成り立ちを説明するのに「紅葉狩」を例にあげて、詳細に解説されているのが、すごく面白いです。お囃子の手の意味合いとか、使う楽器の選び方などなど「ふーん、そうやって決めるんだ〜」ということが書かれています(初演の作調は二世寶山左衛門、再演の附け師はお父様の十世伝左衛門)。
かなり細かく解説されているので、長いんですが、一通り読んだら、パリオペラ座での「紅葉狩」を見てみようと思います(たぶん、すぐに見られるのは、それしかないので・・・。お囃子も田中の現家元さんだし)。