『舞いの家』2007_036

実家で発掘した、立原正秋の小説を、一気読みしました。こんな小説を10代中盤で読んでたんだぁ・・・と、我がことながらちょっと引きました(笑)。能楽師シテ方)とその妻を中心に、さまざまな人間模様が繰り広げられますが、かなりドロドロですな。っていうか、わたしがイメージする能楽師って、こんな自堕落な生活してないと思うんですけどね・・・(笑)。あ、だから能楽師をやめるのか・・・。家元の娘(長女)としての矜持が強すぎる女性を、妻にしてしまった男の悲劇? でも、男が弱かったのかなぁ・・・。

舞いの家 (新潮文庫)

舞いの家 (新潮文庫)