『非道、行ずべからず』

このタイトルは、中村勘三郎が、観世の太夫からもらった扁額でした。扁額には、能の古くからの教えで「非道を行ずべからず」と書いてある。「何か一つの道を極めようと思う者は、断じて他の道に行こうとしてはならない」というような意味であるそう。
史実かどうかは、さだかではありませんが、江戸時代でも、お能と歌舞伎の間には、少なくとも交流はあった、ということなんでしょうね。