『やさしい男』

慶次郎縁側日記は、やはりいい小説だなぁと、改めて思いました。レギュラーメンバーも、時の移り変わりとともに、ちょっとずつ身辺や心境に変化が現れていて、その最たる例が、蝮の吉次親分。吉次本人でさえ「こんなはずじゃない」と思っているのに、実は、人情に篤い人柄なんじゃない???という展開が・・・。
先がまだまだ楽しみな、このシリーズ。次の文庫化まで1年かぁ・・・。

やさしい男―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

やさしい男―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)