能楽現在形@宝生能楽堂

連日の暑さのおかげか、蘆生さんとともに、夢の世界をただよってしまいました・・・。
「朝比奈」は、初めて見ましたが(土屋恵一郎さんの案内によりますと、「朝比奈」はよく出る曲とのことでした・・・)、まず閻魔さまの拵えがかわいい!! とんがり帽子に赤毛がもじゃもじゃ、なんという面かいかついようなユーモラスなような面をかけて、サヤ形地に雲紋?があちこちに散らされた金ピカのお装束! そして、閻魔さまは朝比奈にヤラれてばっかりで、投げられてでんぐりがえったり。
萬斎さんの朝比奈は、背中に七つ道具を背負って(といっても、実際には5つしか道具はついてませんが 笑)、太い青竹を持って、鉢巻きをキリリと締めて登場。お囃子入り、地謡入りというにぎやかな曲なんですね。
お能は「邯鄲」。おシテの装束がとてもきれいでした。あれは菊唐草かなぁ? あと、一畳台の縁に貼られた布も(笑)。お囃子さんチームは、ノリノリでしたねぇ。吉阪さんの後見についていた方は、「鼓の家」の合宿で小鼓を打っていた方ではないかしら? 欣哉さんが蘆生さんを起こしにきたところで、わたしも現実の世界へ・・・。が。欣哉さんはすぐに帰って行ってしまいましたとさ(T-T) どうも、喜多流というか観世流以外が、最近、苦手かも・・・。
来週の「能楽座」大丈夫か,心配になってきました(^_^;)