『舫鬼九郎』

いやはや、なんともはや、スケールの大きな話のこれは序章だった・・・。あとがきで、高橋克彦さんご自身が「欲張り過ぎ。途中でもったいなくなったから、続きを書く」と表明されました。そうそう、これで終りにしては、もったいないです。
びっくりしたのが、天竺徳兵衛が実在の人物だということ。高橋さんのあとがきを読んで、初めて知った。というか、これらの豪華キャストが全員、同じ時代の空気を吸っていた人たちだった、というのはうかつにも、気付いていなかった・・・。歌舞伎で知っている人たちも、時代設定が変えてあるため、どの人たちが同時代人なのか、っていうのを、見ていて、案外意識していないということに気付かされた。
続きも気になるなぁ・・・。そうだ、鬼平社長にオススメしてみなくては!

舫鬼九郎 (新潮文庫)

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