歌舞伎座建替え

歌舞伎系Blogは、この話題でもちきりだ。歌舞伎座の建替えはいろいろな意味で、もう、しょうがないことだと諦めるしかない。
外観も、ビルの中に入ってしまうことで、今とはまったく違うものになるのだろう。今の日本の経済事情を思うと、建築費をペイするためには、貸しビルにするしかない、というのも想像に難くない。東京都や日本の政府に、ポンとお金を出して口は出さない!なんていうイキなことを期待するだけムダだし。
せめて、小屋の中味を見やすい・使いやすいものにして欲しい。そして、内装だけは、芝居小屋らしい雰囲気を残してほしいものだ。お願いだから、演舞場みたいにしないでくれ〜!!
演舞場、客席は見難いし、雰囲気もなんだか芝居小屋っぽくなくて、1階ロビーが狭すぎ・・・。変に高級感を出そうとして、失敗したっていう気がする。
経済的な事情が、もちろん一番の理由だけれど(笑)、演舞場の1階で芝居を見よう、とは積極的に思えないんだよなぁ。コストパフォーマンスが悪いって、感じてしまう。歌舞伎座の一階だったら、顔ぶれ、演目によっては「がんばって一階とるぞ!」って思えるんだけど。演舞場だと「三階センターから上手側がとれれば、それでよし!」と思ってしまうのだ。
ま、三津五郎さまがあまりご出演にならない、というのもあるのだけど、三津五郎さまが出られるとしても、あまり1階席に魅力が感じられないんだよなぁ。
一部で、建替えを南座形式にできないか?という話も出ているようだけれど、経済的にそれはムリだと思うなぁ・・・。銀座のあの場所で(東銀座だけど、それでもね)、もう1回歌舞伎の小屋を(含めたビルを)建てようということだけでも、松竹にとっては結構な、英断なんじゃないかと思うのだけど。
あ、お願いだから、歌舞伎が優先的にかかる小屋にしてくださいね、松竹さん!