特別企画公演@国立能楽堂

東次郎さんの「花子」と大槻文蔵さん・六郎先生・銕之丞先生の「三笑」。「花子」は歌舞伎の「身替座禅」の元になった曲とのことで、一度見てみたいと思っていたのだが、なにせ「重習」の曲だから、そうそう機会は巡って来ず、やっと。でも、待った甲斐があって、東次郎さんの後シテを堪能した。
今日は、期せずして「三笑」が展覧能ということで、SPらしきダークスーツ軍団がわらわらとしていた。でも、せっかくなら「花子」もご覧になればいいのに・・・。もったいない。
「三笑」は、水墨画の題材などにも取り上げられた中国の話。作り物の中にシテ、橋懸からツレと子方が登場。子方は、梅若の山崎さんのお嬢ちゃん。お父さんによく似ているなぁ。
後半の楽は、最初六郎先生と銕之丞先生の相舞で、その後、シテも加わっての三人での相舞。同じ観世流といっても、結構、違うもんなんだなぁ〜と思いつつ拝見(さすがに足拍子はぴったり合っていた)。
最後に橋懸で、三人揃って笑うとプログラムの解説に書いてあって、笑うってどういう型なんだろう?と思ったら、なるほど、そういう風にするのね!だった。