社会人のための歌舞伎鑑賞教室@国立劇場大劇場

話題の「歌舞伎の見方」! なんと「踊る大捜査線」のテーマ曲で、壱太郎くんと隼人くんが私服?で登場。中高生に親しめる鑑賞教室を目指して、台本も工夫したとのこと。黒御簾の御簾を外して中を見せる、ぐらいまでは今までもあったかと思うのだけれど、隼人くんの女形の顔をしているのを中継風に見せるところなんかは、今までの鑑賞教室ではなかった試みなんじゃないかしら? 説明の言葉もわかりやすく、親しみやすくて、同世代のみならず、歌舞伎に親しみやすい説明だった。
「身替座禅」は、彦三郎さんの奥方と錦之助さんの大名、亀三郎くんの太郎冠者、壱太郎くんと隼人くんの千枝・小枝。壱太郎くんの千枝がカワイイ! 亀三郎くんも久しぶりでお目にかかった気がするけど、口跡があいかわらずいいし、父上の奥方におびえるところとか、絶妙。これ、やりすぎると単なるドタバタになりかねないので、程よい感じ。彦三郎さんの奥方も、わざとキタなく作りすぎてなくて、でもおっかない「山の神」。錦之助さんの大名も、色気とか可愛げがあって、でもきちんとした品のいい芝居だった。あー。楽しい「身替座禅」だった。
そして、歌舞伎の見方パート2。今度は二人とも色紋付に袴で登場。客席の感想など聞きつつ、最後に「棒しばり」の一部を二人で踊って幕。やっぱり壱太郎くんの踊り、いいわぁ〜!折目正しいきっちりした感じ。ということで、壱太郎くんにも注目!

身替座禅 [VHS]

身替座禅 [VHS]

先代勘三郎さんのビデオが発売されていたのかぁ〜。これ、見たいなぁ!!