七月大歌舞伎夜の部@新橋演舞場

「馬盗人」のお馬さん、やはりすばらしい! こんな見得をしたり、クドキを踊ったり、六法を踏むお馬さん、見たことない! 八大さんと大和さんに大きな拍手を贈らせていただいた。残念ながら、お馬さん単独のブロマイドはなかった…。
馬の着ぐるみって、重くて暑くて、普通に歩くだけでも大変だそうなのに、その上、あれだけの芝居をして、走り回って、踊るのだから、さぞかし体力的にも大変だったろうなぁ。
巳之助くんも、声の調子をもう少し研究した方がいいかな?とは思うものの、若さを武器に、身体を一杯に使っての芝居。
三津五郎さまは、あの扮装にもかかわらず、踊り分けがさすが! また、再演して欲しい。
「暫」。三津五郎さまの鯰は、やっぱり好き。愛嬌があって、存在感があって、いいアクセントになってる、って感じ。デッカイ團十郎さんの権五郎との対比がいいなぁ〜と。そして、権五郎たちが手締めをしたあと、太刀下をはじめとする敵役たちがつい、手を締めた後に「おかっせぇ〜」の時の手が〜!!とひとり、妙なところに感動。