團菊祭千秋楽夜の部@歌舞伎座

千秋楽にお芝居を見るのは、とても久しぶりです。でも、なんと團菊祭の千秋楽が見られるんだ〜!と、チケットを押さえてからワクワクと(笑)。
菊五郎劇団の皆様がそろっていて、最後が世話モノで、何も起こらないはずがな〜〜〜い!からなのでした。

  • 「女暫」
  • 「五郎」
  • 「三つ面子守」
  • 「め組の喧嘩」

「女暫」は、幕見で一度だけすでに見て、そのときすでにウルウルしておりましたが、いやはや、もう千秋楽ということで、感慨もいや増す感じ。歌舞伎の楽しさを教えてくださった、菊五郎劇団の皆さんが一丸となって、羽左衛門さんの七回忌追善を盛り立てているのを感じて、萬次郎さんの巴御前が花道から登場したあたりから、ずーっとジワジワと。そして、幕外のご挨拶でボロボロでございました。萬次郎さん、健気でかわゆかった〜!!! そして、三津五郎様の粋でいなせな舞台番! ああ、毎日でも拝見したかった一幕でした。
「五郎」は、幕見で2回ほど。でも天井桟敷から見ていたときは、つい地方さんの方に目が行ってしまったりでしたが、1階で見ると、松緑さんの踊りに目が釘付け!でした。
「三つ面子守」。こちらも幕見で2回見ていましたが、1階で見ても、じゅうぶんカワイイ子守っ子でした。後半の、お面を次々に取り替えながら踊るところ、鮮やかでした〜。
結局、一度も幕見できなかった「め組の喧嘩」。やはり、事前に一度は拝見しておくべきでした・・・。たぶん、千秋楽スペシャルが満載だったんだと思うのですが、もとを見ていないので「これは、スペシャル???」と類推するしかなかったのが、残念でした。とにかく、菊五郎劇団の皆様が、それはそれは楽しそうに演じていた、最後の幕の鳶勢ぞろいは、本当に圧巻でした。幕が開いた瞬間に、鳥肌が立ったほどです。こういうお芝居を拝見すると、あーやっぱり歌舞伎は楽しい♪と思いますね。