ガチョーン…
お能の稽古会で、朝から銕仙会に籠る。うっかりしていたけど、素謡はすぐに自分のシテの番がきて、あまり確認などできないうちに、お舞台に出る。今まで、短期教室の人たちとしか謡ったことがなかったので、地謡に出てくださったみなさまの調子が低くて、どーしていいのか戸惑って、ガチョーンな結果に。切戸口から引いたら、先生から「だいぶいろいろ作ってたよ!」と…。はい、申し訳ございません。
その後、「鶴亀」「吉野天人」の地謡に参加させていただき、仕舞の出番を待つ。地謡は先生と、来週独立記念の会をなさる安藤さん。シテ謡の一句をいつものノリで謡ったら、地謡のノリが早い!!! 当社比1.5倍ぐらい!またまたガチョーン。救いは、立ってから最初の動きまでに間がある曲だったので、その間に心の準備ができたこと。とりあえず、止まらず間違えずなんとか終了。切戸口に下がると、短期の先輩たちが「早かったね」と同意してくださったので、わたしの思い過ごしではなかったことは証明された。
同期の子の地謡もやっぱりノリが早かったので、どうやら先生の本日の設定が早かったようだ。
ちなみに、先輩ペアは短期の発表会でも出した「橋弁慶」キリ。長刀と太刀で立ち廻りありのカッコイイやつ。
打ち上げから帰宅して、Google Readerをチェックすると、先生のBlogで表章さんの訃報を知る。そしてさとなおさんのBlogで谷啓さんの訃報も…。今日最後のガチョーン…。
「美の壺」が毎週放送されているせいか、まだまだお元気であの笑顔が拝見できると思い込んでいたので、まだ信じられない。
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