2003-06-03から1日間の記事一覧

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(3)

六代目の「鏡獅子」の映画は、これまでにも何回か放送されていて、それを見ていたはずなのだが、今回、はじめて疑問に思ったことがある。それは、舞台の寸法のことだ。この映画が撮影された頃の歌舞伎座の舞台は、今よりも狭かったのだろうか? 映画撮影の技…

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(2)

<b>昭和十年「黒猫」時代からの友人柳沢健氏の斡旋で、国際文化振興会から補助金をもらって、「鏡獅子」の映画を一本撮した。六月二十六日の午前四時から、歌舞伎座でクランクした。その月の千秋楽の翌日である。柳沢氏の計画は、前年(九年)六月の東劇の「鏡</b>…

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(1)

NHK教育テレビの「芸能花舞台」で、六代目尾上菊五郎の特集を見た。メインは、小津安二郎監督が撮った「鏡獅子」。完成した時に六代目が「このフィルムは、燃やしてくれ」と言ったため、六代目が亡くなるまで、公に上映されることはなかったという曰く付きの…

いつもの本屋にて

『京の古本屋』(青幻舎)*1 「編集会議」7月号 「東京人」7月号「編集会議」は、松田哲夫さんの連載が復活していたので。「東京人」の特集は「駅」を旅する。 *1:『京の古本屋』ISBN:4916094794

夕食

汁ビーフン(キャベツ、タマネギ、しめじ、カニ缶)

鰹のことで、金を半分もらうという意味をさとらせる。そういう間接的な表現自体が、いかにも黙阿弥の市井劇らしい味で、この場は「梅雨小袖」という外題どおりの季節の、つゆの晴れ間に、ほととぎすを鳴かせ、すぐ鰹売りが出て、湯がえりの新三に呼びとめら…

松助はここで、若き日の六代目に、いきをつめて私のセリフを受け、ホッと吐き出しながら、「俺もずいぶん太いほうだが、大家さんにはかなわねえ」というように教えた。 いわば、世話狂言の写実のやりとりのあいだにも、用意されている緊密な呼吸を、先輩が伝…

「さアどっからでも突きなせえ」という水野のセリフがある。 初演のこの役は、市川権十郎という、紺足袋がめっぽう似合うといわれた役者だったが、上方訛りがあって、「大身槍の田楽刺し、ちょうど時候も木の芽時、茂る樹木にゆく道も、暗く闇路の十万億土、…

昼食

おにぎり二個(梅干・ちりめん山椒)、おかずはセブンイレブンの水菜と油揚げのサラダwith青しそドレッシング。

もうすぐ返却期限だ!

先日、TSUTAYAで借りた「彼岸花」、もうすぐ返却期限だ。今夜あたり見なくては・・・(メモでした)

iPodが欲しい

新しくなったiPod、やっぱりいーなー。ポプラビーチの親方日記でも触れられていて、しっかり物欲を刺激されてしまった。ウーン、当分電器屋さんには近づかないようにしようっと。

また台風だってぇ?!

梅雨もまだなのに、またまた台風が来るらしい。今年も台風の当たり年か?

「吉原は闇の夜ばかり月夜かな」とは、其角の句である。この句にはいろんな解釈があるが、平たく読んで、世間に月のない夜でも、このくるわは明るくて、まるで月夜のようだともられている。 つまり、いわゆる不夜城というわけである。一方、闇の夜にひっかけ…

五郎蔵の女房で、遊女になっている皐月が愛想づかしをする。剣客星影土右衛門の門弟が、順々に口汚く五郎蔵に恥をかかせるセリフをいう。「男だてのたて師のと、面は売ってもひつてんてれつく」とか、「それに引きかえお頭の、女房になれば活計歓楽」とか。…

やっぱり携帯買い替えようか・・・

歌舞伎モバイルの「着ボイス」に、権十郎さまの声があるらしい。しかも、「権ちゃんだよー」とか言っていらっしゃるらしい。SO503isにはそろそろ見切りをつけることを、真剣に検討中。

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(1)

NHK教育テレビの「芸能花舞台」で、六代目尾上菊五郎の特集を見た。メインは、小津安二郎監督が撮った「鏡獅子」。完成した時に六代目が「このフィルムは、燃やしてくれ」と言ったため、六代目が亡くなるまで、公に上映されることはなかったという曰く付きの…

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(2)

<b>昭和十年「黒猫」時代からの友人柳沢健氏の斡旋で、国際文化振興会から補助金をもらって、「鏡獅子」の映画を一本撮した。六月二十六日の午前四時から、歌舞伎座でクランクした。その月の千秋楽の翌日である。柳沢氏の計画は、前年(九年)六月の東劇の「鏡</b>…

六代目の映画「鏡獅子」をめぐって(3)

六代目の「鏡獅子」の映画は、これまでにも何回か放送されていて、それを見ていたはずなのだが、今回、はじめて疑問に思ったことがある。それは、舞台の寸法のことだ。この映画が撮影された頃の歌舞伎座の舞台は、今よりも狭かったのだろうか? 映画撮影の技…