ドトールコーヒーに突然現れたきもの姿の男性

帰りに、ちょいと一休みして、時雨さんの続きを読もうと、ドトールに。朝のマックと違って、いまいち落ち着けないので、今まで読んだところのメモ書きなどをしていると、明らかに靴のものとはちがう、足音が。ふっと顔を上げると、羽織姿の男性2人連れが、わたしの隣の席にやってきた。半円形の大きなテーブルだったので、近すぎて、あまりチェックできず(笑)。わたしの隣に座った方は、黒の紋付の羽織。チラっと見えた襟元からは、細かい市松模様か?という半襟がのぞいている。バッグはぶどうの蔓を編んだと思われる籠、草履はエナメルで後ろが2枚・前が1枚というちょっと女物っぽい作りだ。向こう側に座った男性も羽織を着ていらっしゃるけれど、紋付ではなかった。足下は、オーソドックスな雪駄に信玄袋(たぶん、鹿革)。きものはお2人とも観察できなくて、残念!(笑)。
パっと見た瞬間、きものを着慣れていらっしゃるのはわかったのだけれど、芸能関係ではないなぁと思ったら、どうやら、洩れ聞こえる会話から察するに、きもの関係の仕事をされている方っぽい。何かのパーティーの時間調整だったらしい。
男性で、ああいう籠を持っている人は、はじめて見た。

川本三郎さんの連載

朝日新聞朝刊で、川本三郎さんの連載が始まったことを、「Web読書手帖」さん*1で知る。タイトルは「川本三郎柴田宵曲がいた時代」。坪内さんも何度もこの人について、著作の中でふれていらっしゃる明治の文人柴田宵曲。未だ、読んだことのない未知の人なのだけれど、お名前になんとなく惹かれるものがあって、気になっている人の一人。
このところの、わたしだけの明治ブームともあいまって、楽しみな連載がスタートした。

灯台下暗し書店にて

昼ご飯のあと、郵便局で、にぎわい座のチケット代を送金して、ちょっと灯台下暗し書店に。新刊でどうしても、というものはなかったのだけれど、このところ勉強中の明治時代の参考になりそうな文庫本を、ついついお買い上げ。

遊学〈1〉 (中公文庫)

遊学〈1〉 (中公文庫)

二葉亭四迷の明治四十一年 (文春文庫)

二葉亭四迷の明治四十一年 (文春文庫)

それと、先日id:oui_et_nonさんからいただいたコメントで取り上げられていたこちらも。中公文庫は、さっさと手を打たないと、探すのがたいへんだと、自分に言い訳をして(笑)

家読み本は

ただいまの家読み本は、森まゆみさんと近藤富枝さん共著による『一葉のきもの (らんぷの本)』。きもの本で、かつ最近の明治勉強にも役立ちそうということで、積んであった中から取り出す。ただし、例によって寝床に入ってから開くため、なかなか進みませんが・・・(汗)。
時雨さんの『旧聞日本橋 (岩波文庫)』や『新編 近代美人伝〈下〉 (岩波文庫)』にも、きものについての描写が少なからず登場するのだけれど、知識が足らないので、なかなか頭の中で、映像を結ぶことができず、歯がゆい。きもののことも、もっと勉強したいなぁ・・・。